Ballroom dancing
社交ダンス
社交ダンスには情熱的で官能的な「ラテンアメリカン」ダンスと、趣豊かで伝統的な「スタンダード」ダンスに大別されます。
ラテンダンスはサンバやジャイブ等に見られる陽気なイメージ、スタンダードダンスには宮廷舞踊としても知られるウィンナーワルツやタンゴなど正統派なイメージです。
優雅に踊りたい!綺麗なロングドレスや、タキシードをビシッと着こなしたい!という方はスタンダードから、アップテンポな曲で表現することが大好きで、挑戦的で魅力的なドレスやワイルドな衣装を着てみたい!という方はラテンから習ってみてくださいね。
ここでは、各種ダンスの歴史や特徴などを紹介していきます。
ご自分の好みになりそうな種目を是非見つけてみてくださいね。
ラテン
ジルバ
ラテンの入門として踊られるパーティーダンス。曲は50‘s等もよく用いられます。
ルンバ
キューバンルンバとも言われます。
手枷足枷のつけられていた黒人奴隷による求愛のダンスが元になっているといわれ、4/4 拍子のゆったりとした音楽です。
初心者の方もジルバの後に、ゆっくり踊れるルンバから習うことが多いです。
チャチャチャ
ルンバと似ているステップが多くあるのですが、奴隷解放後手枷足枷が外れて、身軽に踊れるようになったのがチャチャチャと言われます。
4/4 拍子ですが音が 4 つに対してステップが 5 歩あるなどリズミカルになっているのが特徴です。
サンバ
上記3つの種目と違い LOD(進行方向)に進んでいく種目(ラウンドダンス)になります。
ペルビックアクションと呼ばれる骨盤の動きが特徴的なダンスです。
音楽的には社交ダンスのサンバはリオのカーニバルなどで使われているものよりゆっくりになり、二人で踊りやすくなっています。
パソドブレ
恐らく音楽を聴けば「あっ知ってる!」と思われるでしょう。
Espana Caniと言う曲が最初にあり、そこからスペインの闘牛をイメージしたダンスが振り付けられたのです。
ラテンでは女性が主役になるように踊るのが男性の役割ですが、パソドブレだけは男性が闘牛士、女性は牛やケープ、フラメンコダンサー等を表現し、闘牛士の戦いがモチーフのダンスとなります。
ジャイブ
テンポが速くシャッセやロックが多用されるこのダンスは、あまり移動せず、リズム表現が大事になるダンスです。
踊りこなすにはそれなりに練習が必要ですが、都会的で洗練されたステップや、何より楽しさを表現するはじけた種目ですので、挑戦してみる価値は充分ありますよ。
スタンダード
ブルース
スタンダードの入門として踊られるパーティーダンスです。
曲はスローフォックストロットと同じ曲で踊られます。
ワルツ
社交ダンスの代表的かつ人気の種目で、3 拍子のゆったりとした音楽に合わせて、大きく優雅に踊ります。
大きな円弧を描きながら滑らかでダイナミックな「スイング」動作と「ライズ・アンド・フォール(上下運動)」が特徴的なダンスです。
タンゴ
アルゼンチンのブエノスアイレスが発祥の地で、別名、コンチネンタルタンゴとも呼ばれます。
場末の酒場での男女の駆け引きや喧騒を表現し、スタッカートの効いた音楽に合わせて、シャープなステップを用います。
とても情熱的でカッコいい種目ですよ。
スローフォックストロット
ゆったりとした 4 拍子の音楽に合わせ、滑らかに踊ります。
柔軟に膝や足首を使って動き、リズミカルなボディ・スイングが特徴のダンスです。
フォックストロットとは狐の忍び足と呼ばれ、ゆったりとした動きでスムーズな体重移動が求められる為、難しいと感じる人が多いですが、その優雅さはスタンダード随一。
名ダンサーは皆フォックスが上手いので、皆様も是非挑戦してみてください。
クイックステップ
クイックステップはその名の通り、スピード感あるステップが特徴のダンスです。
スピーディな動きと共に、優雅さも要求され、カップルの絶妙なコンビネーションが求められます。
床からまるで浮いているような軽やかなステップは観るものを魅了します。
ヴェイニーズワルツ
3 拍子のワルツですが、非常にリズムが早いのが特徴です。
歴史の
あるダンスで、4 つのステップ以外を用いることが禁止されています。
近年いわゆるダンススポーツでは、ワルツやスローのステップも取り入れる等、面白い試みが行われています。
ダンス映画などで「舞踏会」の場面でよく使われているのがヴェニーズワルツを踊っているシーンです。
多くの先生はラテンかスタンダードかどちらかのみを専攻している場合が多いのですが、 私たちは 10 ダンスと言って両方とも均等に満遍なく学んでいます。
ですので、両部門を専攻しているからこそ、すべてに共通する立ち方、歩き方などもお伝え 出来ますし、反対にその種目ごとの特色もお伝えできます。